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【完全比較】LS500h 前期と後期の違いを徹底解説|見た目・装備・価格の差まとめ

更新日:6月23日

LEXUS


レクサスのフラッグシップセダン「LS500h」。その優雅なデザインと先進技術、そしてハイブリッドならではの優れた走行性能は多くの人々を魅了してきました。しかし、2020年11月に行われたマイナーチェンジによって、LS500hは前期型と後期型に分かれます。この両モデルにはどのような違いがあるのでしょうか?本記事では、LS500hの前・後期を「見た目」「装備」「価格」の3つの視点から徹底比較し、それぞれの魅力と選び方のポイントを解説します。


LS500h 前期と後期の外観デザインの違いを比較しようー

レクサスLS500hの前期型と後期型では、一見してわかるような大きな変更点から、細部にわたるこだわりまで、デザイン面でいくつかの進化が見られます。特にフロントとリアのデザインには顕著な違いがあり、それぞれのモデルが持つ個性を際立たせています。

ヘッドライトとフロントグリルの変化

前期型と後期型で最も分かりやすいのが、ヘッドライトユニットのデザイン変更です。

前期型のヘッドライトは、デイライトが独立した翼のようなシャープな形状をしており、流れるような美しさが特徴でした。

[LS500h 前期型のヘッドライト]

これに対し、後期型ではヘッドライトユニットの内部デザインが一新され、より分厚く一体感のあるデザインとなりました。デイライトの光量も向上し、キリッと引き締まった印象を与えます。

[LS500h 後期型のヘッドライト]

また、フロントグリルのサイドダクト下部のメッキ部分にも違いが見られます。前期型ではメッキ部分が短めでしたが、後期型ではより長く伸びたデザインとなり、ワイド感を強調しています。さらに、後期型では漆黒メッキが採用され、より引き締まった印象を与えます。

リアコンビネーションランプとリアバンパー

リアデザインにも細かな変更が施されています。

前期型のテールランプはクロームメッキが多用されており、きらびやかな印象を与えます。

[LS500h 前期型のリアコンビネーションランプ]

一方、後期型ではテールランプ内のメッキ部分がピアノブラックに変更されました。これにより、全体的に落ち着いた印象と奥行きが感じられるデザインになっています。テールランプの光り方も後期型でブラッシュアップされており、より洗練された光の表現が追求されています。

[LS500h 後期型のリアコンビネーションランプ]

リアバンパーのデザインも、ガソリン車とハイブリッド車で異なる点がありますが、前期・後期での共通の変化としては、より洗練された印象を与える形状になっていることが挙げられます。

ホイールデザインの進化

後期型では、F SPORT以外のグレードにおいて、アウターリムの空洞化により軽量化を図りながら、走行中に起こるタイヤ気柱共鳴音を低減する「中空レゾネーター構造のノイズリダクションアルミホイール」が採用されました。これにより、さらなる静粛性の向上が図られています。ハブベアリングとホイールの締結にハブボルト構造を採用したことも特徴で、高剛性化と見栄えの向上に貢献しています。

  • LS500h 前期と後期の外観デザインの違いをまとめると、後期型はより洗練され、統合された印象が強くなっています。


LS500h 前期と後期の装備・機能の進化を徹底比較

LS500hのマイナーチェンジでは、外観だけでなく、内装の快適性、先進安全装備、そして走行性能において、大幅な進化が遂げられています。特に注目すべきは、ユーザーからのフィードバックを反映した操作性の改善と、最先端の運転支援技術の導入です。

インテリアの操作性と質感の向上

内装では、センターコンソール周りの変更が目を引きます。

前期型では、エアコン操作部やセンターコンソールのボタン類に木目調やピアノブラック、スモークメッキなどが用いられていましたが、後期型では一部が樹脂素材に変更されています。これにより、指紋がつきにくくなるという実用性も向上しています。

[LS500h 前期型のインテリア]

最も大きな変更点は、ナビディスプレイの変更です。前期型では埋め込み式だったナビディスプレイが、後期型では手前にせり出すタッチディスプレイ式へと進化しました。これにより、視認性と操作性が格段に向上しています。

[LS500h 後期型のインテリア]

さらに、使用頻度の高いシートヒーターとステアリングヒーターの操作画面を表示させる物理スイッチがセンターコンソールに追加されたことで、直感的な操作が可能になりました。これは前期型ユーザーからの要望が多かった改善点の一つです。ハンドルとセンターコンソールのスイッチ類も黒で統一され、視認性が向上するとともに、より端正な印象を与えています。

先進安全装備「Lexus Safety System +」と「Lexus Teammate」の進化

後期型LS500hの最大の進化点の一つは、先進安全装備の拡充です。

前期型にも搭載されていた「Lexus Safety System +」は、後期型でさらにブラッシュアップされました。プリクラッシュセーフティの対応領域が拡大され、交差点右折時の対向直進車や、右左折時の横断歩行者も検知可能になりました。また、低速時の衝突回避または被害軽減をサポートする「低速時加速抑制」などの機能も追加されています。

そして、後期型で新たに採用されたのが、最新の高度運転支援技術「Lexus Teammate(レクサスチームメイト)」です。これは、特定の条件下でハンズオフ走行(手放し運転)を可能にするシステムで、渋滞時や高速道路での長距離運転において、ドライバーの負担を大幅に軽減します。先行車追従、車線維持、車線変更支援など、多岐にわたる運転支援機能が統合されており、より安全で快適なドライブをサポートします。

走行性能と静粛性の向上

LS500hのハイブリッドシステムにも細かなリファインが加えられています。後期型では、使用頻度の高い走行領域における加速時のバッテリーアシスト量が増加しました。これにより、より余裕のある加速と静粛性の向上が実現しています。発進加速時のエンジン最高回転数も低下し、モーターとエンジンの協調制御がさらにスムーズになりました。

また、ランフラットタイヤの縦バネ剛性、スタビライザーバーのばね定数、バウンドストッパーの先端剛性が見直され、乗り心地と操舵安定性が向上。エンジンマウント内のオリフィスも変更され、室内に伝わる振動や衝撃が低減されています。これらの改良により、後期型は前期型よりもさらに上質で静かな乗り心地を実現しています。

  • LS500h 前期と後期の装備・機能の進化は、特にユーザーインターフェースと先進運転支援システムにおいて顕著です。



LS500h 前期と後期の価格帯と選び方

レクサスLS500hの前期型と後期型は、新車時の価格はもちろん、中古車市場での価格帯にも違いが見られます。それぞれの価格と、あなたのライフスタイルや求める機能に応じた選び方のポイントを解説します。

新車・中古車市場における価格差

LS500hの後期型は、マイナーチェンジによる機能向上や新技術の搭載に伴い、新車時の価格が前期型よりも高めに設定されています。

中古車市場では、前期型の方が後期型に比べて価格がこなれてきており、お求めやすい価格で手に入れることが可能です。特に、マイナーチェンジ直前の前期型は、熟成された完成度を持ちながらも、後期型に比べて数十万円から数百万円程度の価格差が生じることがあります。中古車サイトのデータを見ると、前期型は後期型よりも300万円以上安く狙えるケースも報告されています。

具体的な価格は、年式、走行距離、グレード、オプション装備、車両の状態によって大きく変動するため、中古車情報サイトや販売店で最新の情報を確認することが重要です。

あなたに合ったLS500hの選び方

どちらのLS500hを選ぶべきかは、何を重視するかによって異なります。

コストパフォーマンスを重視するなら前期型

  • 予算を抑えたい方: 中古車市場で前期型は後期型よりも手頃な価格で見つけることができます。

  • デザインの好み: 前期型のシャープなヘッドライトやクロームメッキを基調としたデザインが好みの方には、前期型がおすすめです。

  • 基本的な快適性を求める方: LS500hの前期型でも十分に高い走行性能、快適な乗り心地、充実した安全装備が備わっています。

最新技術と最高の快適性を求めるなら後期型

  • 先進安全技術を最優先する方: 「Lexus Teammate」など、より高度な運転支援システムを体験したい方には後期型が最適です。

  • 操作性と利便性を重視する方: タッチディスプレイや物理スイッチの追加など、インテリアの使い勝手が向上している後期型は、日常使いでのストレスを軽減します。

  • 最新の走行性能を求める方: ハイブリッドシステムのさらなる洗練や、静粛性・乗り心地の向上が図られた後期型は、レクサスが追求する「上質な走り」をより深く体感できます。


総括:LS500h 前期と後期の違いまとめ

LS500hの前期型と後期型は、それぞれ異なる魅力を持っています。

前期型LS500hの主な特徴:

  • シャープなヘッドライトとクロームメッキを多用した、伝統的ながらも洗練された外観。

  • 中古車市場での価格が手頃で、高いコストパフォーマンス。

  • 基本的な快適性、走行性能、安全装備は十分に充実。

後期型LS500hの主な特徴:

  • 一体感のあるヘッドライトとピアノブラックを基調とした、よりモダンで引き締まった外観。

  • タッチディスプレイや物理スイッチの追加による操作性の向上。

  • 「Lexus Teammate」に代表される、最先端の高度運転支援技術の搭載。

  • ハイブリッドシステムや足回りの改良による、さらなる走行性能と静粛性の向上。

最終的にどちらを選ぶかは、あなたの予算、重視する機能、そしてデザインの好みによって変わります。実際に両方のモデルを試乗し、ご自身の目で見て、触れて、体感することが、後悔のない選択をするための最良の方法です。レクサスLS500hという最高のフラッグシップセダンで、あなたのカーライフをより豊かなものにしてください。

  • LS500h 前期と後期の違いを理解し、あなたに最適な一台を見つけましょう。

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