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北朝鮮旅行|最新ツアー・観光地・注意点まとめ(2025年版)

  • 執筆者の写真: alonejsoichi
    alonejsoichi
  • 6月5日
  • 読了時間: 5分

北朝鮮国旗。出典:Wikipedia
北朝鮮国旗。出典:Wikipedia

北朝鮮は、世界でも最も閉ざされた国の一つとして知られていますが、特定の条件を満たせば旅行が可能です。本ブログでは、2025年時点での北朝鮮旅行に関する最新情報を、ツアーの手配方法、主要な観光地、注意点などの観点から詳しく解説します。



第一章 現在の北朝鮮旅行事情|行けるの?どうやって?


自由旅行は不可能。必ずツアー経由で


・バックパッカー旅行や単独訪問は一切不可

・北朝鮮政府が認可したツアー会社を通じてのみ入国可能

・出発地は多くが中国(北京・大連)またはロシア(ウラジオストク)経由


観光ビザとツアーの仕組み


・ビザは個人申請不可。旅行会社が代理取得します

・ビザには、以下の情報が明記されます:

渡航者の氏名・職業

滞在日程・宿泊先

ツアー内容

・現地では、2名以上の北朝鮮ガイドが常に同行

・団体行動が義務。個人行動は厳しく制限

⚠️ 渡航リスクと政府の立場

日本の外務省は、北朝鮮全土に**「渡航中止勧告」**を発出中

もしトラブルに巻き込まれても、日本政府の支援は原則期待できません

よって、訪問はすべて自己責任



口コミ・レビューは?


実際に訪れた人の声:

「ニュースやネットでは絶対に知れない、北朝鮮の“日常”を見られた」
「ガイド付きとはいえ、現地の空気・風景・表情から感じることは多い」

✨ 北朝鮮政府の観光政策

  • 外国人観光客の受け入れには積極的

  • 観光ツアーでは:

    • 新しい道路やホテル

    • 文化施設、近代的な都市構造など、**整備された“見せたい部分”**を重点的に案内

🧠 「情報の壁」を越える体験

北朝鮮旅行は、ただの観光ではありません。それは、情報のシャットアウトされた空間に足を踏み入れる知的冒険

「行くべきかどうか」で迷うのではなく、**“どう受け止め、何を持ち帰るか”**を考える旅です。




第二章 北朝鮮旅行を手配する旅行会社と主なツアーコース


洋角島国際ホテル。出典:wikipedia
洋角島国際ホテル。出典:wikipedia

北朝鮮への旅行は自由旅行が禁止されており、すべて政府認可のツアー会社を通じて手配する必要があります。2025年現在、日本人が利用できる主な旅行会社と、その特徴・コース内容について以下に整理します。

主な旅行会社(2025年時点)

  • 中外旅行社(東京) 日本語対応。訪朝実績多数。ビザ手配や航空券の取得、事前説明会なども丁寧。

  • コリアツアーズ(大連) 現地拠点あり。日本語サポートあり。中国国内滞在や鉄道移動も柔軟に対応。

  • Koryo Tours(北京) 英語圏向け最大手。テーマ別ツアー(スポーツ・映画・建築など)に定評あり。

代表的なツアーコース例

  • 平壌観光(スタンダード) 金日成広場、万寿台大記念碑、主体思想塔、平壌地下鉄、凱旋門など。

  • 妙香山ツアー 仏教寺院と雄大な自然。国際親善展覧館の見学も。

  • 開城とDMZ視察 板門店・休戦ラインに接近。南北分断の現場を体感。

  • 平壌国際マラソン参加 4月開催。外国人も市内を走れる貴重な体験。

 所要日数と費用感(目安)

  • 3泊4日〜7泊8日程度 短期は市内中心、長期は地方都市や登山を含む。

  • 費用:20万〜45万円前後 ビザ・宿泊・ガイド・現地交通含む。航空券や保険、チップは別途必要な場合も。人数が多いほど安くなります。

予約方法と注意点

  • 各旅行会社の公式サイトや電話・メールで予約可能。

  • パスポート情報・職業・顔写真などを事前に提出し、ビザは代理申請される。

  • 1か月以上前の申し込み推奨(混雑時期はさらに早めに)。

  • 旅行会社ごとに撮影や会話のルールも異なるため、事前確認は必須。

  • 口コミや体験レポートも参考にして、最適な会社とコースを選ぼう。








第三章 FAQ|北朝鮮旅行に関するよくある質問(2025年版)

北朝鮮旅行は他国の観光とはまったく異なるルールと文化の中で成り立っています。ここでは、旅行前によく寄せられる「不安」や「疑問」にわかりやすくお答えします。

❓ Q1. 個人旅行は可能ですか?

A. 不可能です。

  • 北朝鮮ではすべての外国人観光客がツアー形式での訪問に限られます。

  • 一人旅や自由行動、滞在中の外出も完全に制限されています。

  • ガイドなしでの外出は重大な違反行為と見なされます。

「一人でふらっと街を歩く」「地元の人と自由に会話する」ことはできません。

📸 Q2. 写真撮影の制限は?

A. 撮れる場所と撮れない場所が明確に分かれています。

撮影OKのもの:

  • 観光地として整備されたモニュメントや建物

  • ガイドが許可した風景や施設

撮影NGのもの:

  • 軍関係施設、兵士

  • 一般市民(特に生活感のある場面)

  • 建設中の施設や老朽化した建物

ガイドが撮影内容をチェックすることもあり、「削除指示」が入ることも。

📡 Q3. 通信手段は使えますか?

A. ほぼ使えません。

  • 現地SIMカードの利用は不可

  • モバイルWi-Fiも基本的に使用禁止

  • 観光客向けホテルの一部に有料インターネット端末がある場合もあるが、極めて不安定

SNSやメッセージアプリを使うことは、原則不可能と考えた方がよいです。

🈶 Q4. 言語はどうする?通訳は付きますか?

A. 旅行中は常に通訳付きのガイドが同行します。

  • 日本語/英語対応のツアー会社を選べば、通訳付きガイドが同行します。

  • 個人的な会話を現地の人とすることは困難。

  • 外国語に対応できる北朝鮮人はごく一部に限られています。

🏥 Q5. ツアー中に病気になったら?

A. 現地の医療機関で対応されますが、十分な設備は期待できません。

  • 首都・平壌の一部病院は外国人受け入れ対応あり。

  • ただし、医薬品や設備は最低限レベル

  • 渡航前に旅行保険(北朝鮮対応)**へ加入することが絶対条件。

常備薬や体調管理アイテムは自己携行が基本です。

💴 Q6. 北朝鮮ウォンは使えますか?

A. 外国人は原則としてウォンを使用できません。

  • ツアー中の支払いは主に:

    • 米ドル(USD)

    • ユーロ(EUR)

    • 中国元(RMB)

  • 観光客向け店舗やレストランは外貨専用価格帯となっています。

  • 北朝鮮ウォンは記念に持ち帰ることすら制限対象となる場合があります。

💡まとめ:事前準備と「ルールの尊重」が安全と安心をつくる

北朝鮮旅行は、準備不足や油断がトラブルに直結する特殊な旅行です。「普通の旅行」とはまったく異なるため、FAQのような基本知識を押さえることが何よりも重要です。好奇心 × 慎重さを持って臨むことが、最高の体験につながります


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